歯の矯正について教えて下さい【後編】
こちらのQ&Aでは、ただなわデンタルクリニック下北沢・ただなわデンタルクリニック祐天寺のスタッフが皆様の歯に関するQ&Aをお答えしていきます。
歯の矯正について
以前、当院のHP内で歯の矯正についてのまとめ記事を載せました。 こちらの記事では、歯の矯正に必要な費用や期間、治療の種類についてご紹介を行いました。
今回の記事では、歯の矯正の実際の治療に関するよくある悩みをご紹介したいと思います。
歯の矯正って痛い?
痛み自体には個人個人で感じ方に違いがあり、一概には言えませんが矯正による痛みや違和感はある程度発生します。 一般的に歯の矯正を行った時に感じる痛みというのは、大まかに言うと3パターン存在します。
- 矯正器具が当たる時
- 歯が動く時
- 物を食べる時
まず、矯正器具が当たる時の痛みというのは、文字通り装着している矯正器具の一部が飛び出して口の中に当たることにより起きます。
しかし、近年は開発が進んでおり、特にマウスピースを用いた治療法は一般的に、従来のブラケットやワイヤーによるものよりも痛みや不快感が少ないことが報告されています。 次に、歯の矯正を行うと時間をかけて歯が動きますが、その際大抵の場合痛みを伴います。
しかしこの痛みの度合いも徐々に小さくなっていく傾向にあります。 最後に、物を食べる時、特に硬い食べ物を食べる時に痛みが発生する場合が多いです。 ですので、歯の矯正の治療を行なっている期間中は、あまり硬いものを食べない事をお勧めします。
子どもでも矯正の痛みに耐えられますか?
先ほど歯の矯正には、痛みが生じる場合があると述べました。
そうなると、自分の子どもに歯の矯正の治療を行わせても、痛みに耐えれず治療を断念するのでは? と考えた親御様もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし実は、歯の矯正は子どもの方が痛みへの順応性が高いことが報告されています。 年齢を重ねる程、これらの痛みに対して敏感になっていき、40代での治療は結構大変だという声を聴くこともあります。
上記を勘案し、矯正の方法により推奨年齢は異なりますが、適正年齢に入った若い段階での治療をお勧めしております。
歯を抜く必要ってあるの?
矯正の検査をする時に担当医から判断を説明いたします。 歯の並びによって、抜歯を伴う場合、伴わない場合が出てまいります。
また、現在の歯並びから抜歯の選択をすることによって、治療後の印象が、口元や横顔で変わってくる場合がございます。
パターンによって、現在とどうなるのか担当医としっかり相談の上、ご自身の理想の矯正プランを選べるようにしましょう。
過去に矯正をしました、新たに依頼することは可能ですか?
以前矯正治療をし、歯並びを変えた場合でも、年齢の経過とともに徐々に元の位置へ戻ってしまう場合があります。 成人の患者様への矯正はこういった事例への対応も含んでおり、現在の歯並びと相談して新たな矯正治療を進めていく形となります。
新たに矯正治療をお望みの場合は矯正歯科医へご相談頂き、現状に沿った最適な治療を相談していく形となります。