八重歯をそのままにするとどうなる?放置するリスクと矯正方法
こんにちは。世田谷区北沢、京王井の頭線・小田急線「下北沢駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院」です。
八重歯は、笑ったときに目立つことから見た目の印象に影響しやすい歯並びの一つです。日本では親しみやすい印象として捉えられることもありますが、歯科の分野では歯列不正に分類され、口腔内の健康や機能に影響を及ぼす状態とされています。
この記事では、八重歯をそのまま放置するリスクや矯正する方法について解説します。八重歯を治したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
八重歯とは

八重歯とは、歯が正常な歯列から外れて重なり合うように生えている状態のことを指します。特に上顎の犬歯が前方に飛び出すように生えているケースが多く、見た目にも個性として印象に残りやすいのが特徴です。
これは、顎の大きさと歯の大きさのバランスが取れていないことが主な原因とされており、歯が生えるスペースが足りないために、本来あるべき位置からずれた場所に並ぶのです。
八重歯の原因

ここでは、八重歯の原因について解説します。
遺伝的要因
歯並びや顎の形は、親から遺伝することがあります。例えば、歯が大きく顎が小さいといった特徴が遺伝すると、歯が並ぶスペースが足りず、歯が重なりやすくなります。その結果、歯が外側に押し出され、八重歯になることがあるのです。
顎の大きさと歯の大きさの不調和
顎の大きさに対して歯が大きいと、すべての歯がきれいに並ぶためのスペースが足りなくなります。すると、あとから生えてくる歯が入りきらず、外側や内側にずれることがあるのです。
乳歯の早期喪失
乳歯が本来の時期よりも早く抜けた場合、その空いたスペースに周囲の歯が移動することがあります。その結果、永久歯が生えるための場所が狭くなり、正しい位置に出てこられなくなります。こうした状態になると、歯が重なって生えてくることがあるのです。
口周りの癖
舌で歯を押す癖、頬杖をつく、唇を噛む、指しゃぶりなど、無意識の癖が八重歯の原因となることがあります。これらの癖は、歯や顎に継続的な力をかけるため、歯が本来の位置からずれやすくなるのです。
特に成長期にこうした癖が続くと、歯並びや噛み合わせに大きな影響を与えることがあります。
口呼吸
口呼吸の習慣も、八重歯の要因のひとつです。鼻づまりや癖で口を開けたまま呼吸を続けていると、舌の位置が下がり、上顎の成長が妨げられます。結果として、歯がきれいに並ぶスペースが確保されにくくなるのです。
八重歯を放置するリスク

八重歯は見た目がコンプレックスになるだけでなく、口腔内の健康や機能にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
八重歯の周辺には歯ブラシの毛先が届きにくく、毎日の歯磨きだけでは汚れをしっかり落とすことが難しいケースが多いです。その結果、プラーク(歯垢)や歯石がたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
虫歯が進行すると歯を失う原因にもなりかねません。歯周病が悪化すれば、全身の健康に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。
咀嚼機能が低下する
八重歯によって上下の歯が正しく噛み合わない状態が続くと、左右どちらかの歯ばかりを使って噛む癖がつきやすくなります。その結果、食べ物をしっかりと噛み砕けなくなり、消化器官に負担がかかる恐れがあります。
また、咀嚼のバランスが崩れると、片側の筋肉や顎関節への負担が大きくなり、顎の痛みや開けにくさなどの症状を引き起こすこともあります。
発音に影響する
八重歯によって歯並びが乱れていると、舌の動きが制限されやすく、空気の通り方も変化するため、発音に影響を及ぼすことがあります。例えば、サ行やタ行など、一部の音が不明瞭になりやすく、人によっては話すことに自信を持てなくなるケースもあります。
特に人前で話す機会が多い人にとっては、発音のしづらさがストレスとなることもあるでしょう。
顎関節に負担がかかる
八重歯があると、上下の歯がバランスよく当たりにくくなります。そのため、噛むときに顎の動きが偏りやすくなり、特定の部分に負担がかかります。
この状態が続くと、顎の関節や筋肉に無理な力がかかり、痛みや違和感が出ることがあります。また、口を開けたときに音がするなどの症状が現れる場合もあるでしょう。
見た目がコンプレックスになる
八重歯が目立つことにより、笑顔に自信を持てなかったり、人前で口元を隠したりする人も少なくありません。特に思春期以降は、見た目の印象が自己評価や人間関係に大きく関わる時期でもあり、本人にとって大きな悩みの種になることがあります。
こうしたコンプレックスは、性格や行動に影響を及ぼすこともあるため、歯並びの乱れを放置するのは避けたいところです。
八重歯を矯正する方法

八重歯を矯正する方法には、いくつかの種類があります。代表的な方法としてはワイヤー矯正やマウスピース矯正があり、それぞれ特徴や向いている症例が異なります。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯に力をかけながら少しずつ動かしていく方法です。
ワイヤーの力を利用して歯の位置を段階的に整えていくため、歯の重なりが大きい八重歯にも対応しやすいという特徴があります。また、歯1本1本を細かくコントロールして動かすことができるため、噛み合わせまで含めて整えることができます。
装置は歯の表側に付ける方法が一般的ですが、歯の裏側に装着する方法もあり、見た目に配慮した治療も行われています。治療中は定期的な調整が必要となるため、歯科医院への通院を続けながら進めていきます。
マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明な装置を歯に装着し、段階的に交換しながら少しずつ歯を動かしていく治療方法です。
使用するマウスピースは一人ひとりの歯並びに合わせて作製され、一定期間ごとに新しいものへ交換することで、計画的に歯を移動させていきます。装置が透明で目立ちにくいため、周囲に気づかれにくい点が特徴です。
また、食事や歯磨きの際にはマウスピースを取り外すことができます。これにより、口の中を清潔に保ちやすく、日常生活への影響を抑えやすい点も特徴です。
一方で、マウスピースの装着時間が不足すると計画通りに歯が動かない可能性があります。また、すべての症例に対応できるわけではなく、歯の移動量が大きい場合や複雑な歯並びには適応が難しいこともあります。
そのため、事前に歯科医師の診断を受け、自分の歯並びに適した方法かどうかを確認することが大切です。
八重歯を矯正する場合にかかる期間

八重歯の矯正にかかる期間は、歯並びの状態や治療方法によって異なりますが、一般的には1年半〜3年ほどが目安とされています。歯の重なりが大きい場合や、抜歯を伴うケースでは、さらに時間がかかることもあります。
また、歯を動かす治療が終わったあとには、その位置を安定させるための保定期間が必要です。この期間にはリテーナーと呼ばれる装置を使用し、歯が元の位置に戻るのを防ぎます。保定期間は数年にわたることが多く、定期的な通院を続けながら経過を確認していきます。
矯正は短期間で終わる治療ではないため、あらかじめ全体の流れを理解しておくことが大切です。
八重歯を矯正する場合にかかる費用

八重歯の矯正にかかる費用は、選ぶ治療方法や歯並びの状態によって異なります。一般的に、ワイヤー矯正は70万円〜120万円程度、マウスピース矯正は60万円〜100万円程度が目安とされています。
多くの場合、矯正治療は保険適用外となるため、費用は全額自己負担になります。また、装置の費用だけでなく、初診料や検査費用、通院ごとの調整料などが別途かかることもあります。
歯科医院ごとに費用は異なるため、事前に総額の目安や支払い方法について確認しておくことが重要です。
まとめ

八重歯は見た目の特徴として捉えられることもありますが、歯並びの乱れの一つであり、口の中の健康や機能にも関係する状態です。
原因は遺伝や顎の大きさ、生活習慣などさまざまで、複数の要因が重なって起こるケースが多く見られます。放置すると、虫歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、噛み合わせや発音、顎への負担にも影響する可能性があります。
矯正方法にはワイヤー矯正やマウスピース矯正があり、それぞれ特徴が異なります。治療には一定の期間と費用がかかるため、事前にしっかり理解しておくことが重要です。
矯正治療を検討されている方は、世田谷区北沢、京王井の頭線・小田急線「下北沢駅」より徒歩4分にある歯医者「ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、皆様と真の信頼関係を築くために、初診のカウンセリングから精密な治療、治療後の予防・クリーニングに至るまで、すべての時間を歯科医師が一貫して担当しています。虫歯・歯周病治療だけでなく、矯正治療やインプラント治療などにも力を入れています。

■この記事の監修者
忠縄 龍哉(ただなわ たつや)
経歴
- 愛知学院大学歯学部 卒業
- 日本大学歯学部付属歯科病院にて勤務
- 都内歯科医院にて地域医療に従事(訪問診療含む)
- 都内大型医療法人インプラントセンターにて勤務
- ただなわデンタルクリニック下北沢歯科医院 開院
- ただなわデンタルクリニック祐天寺歯科 開院
修了研修・学会等
- 日本口腔インプラント学会 所属
- 日本顎咬合学会 所属
- 日本審美歯科学会 所属
- UCLAインプラントプログラム 修了
- サイナスリフトオペプログラム 修了
- ノーベル・バイオケア 認定
- オステムインプラント臨床研修歯科医院
- インビザライン矯正認定ドクター

